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世界一周せきらら!?日記〜本編〜

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ゴールデンシティ

ジャイサルメールの城
ジャイサルメール、ここはパキスタンとの国境に近く沙漠の中にある町でキャメルサファリが有名なんだよね。 でも、今まで出合った旅人で「とても良かった」って話を聞かなかったので行かないつもりだった。
ただ、この町の城塞が他の町と違い良さそうなのと、旅中に学んだ事の一つに「他人の意見は当てにならない。」って事、 人それぞれ興味や価値観、旅のスタイルが違うから、 「とにかく城塞を見に行こう」「サファリは着いてから考えよう」と決めここにやって来た。
宿に着くと早速サファリのお誘いがあった。性格には宿に着く前からなんだけどね(笑)
写真や情報ノートを見せこのツアーは誰も行かない(ツーリストのいない)場所に行くツアーだと必死に勧誘してくる。 日本人を含めたくさんの感想が書かれていたがやっぱり賛否両論。 値段(1泊2日1700ルピー(約3400円))も考慮した結果行かないことにした。
町と城塞見学だけなので滞在を2日と決め先に電車のチケットを買いそして町歩き。 残念ながら夕立にあい早々に宿へ引き上げることに。
夜になって晩飯がてらにぶらぶらとローカル食堂を探してるとヤバイものを発見!!それはリカーショップ!! サファリに行かない僕はその分をビールにまわしウェルカムビールを飲むことにした。
ローカル食堂を見つけベジターリーでお腹を満たした僕は先ほどのリカーショップへ。 今晩は部屋でゆっくりビールを・・・と帰路に向かってたら変な日本語を話すインド人に出会ってしまった。
彼もやっぱりサファリを誘ってくる。しかも日本人が2人参加するという話だ。 サファリよりもその日本人から(他の町とかの)情報が聞きたくてとりあえず話を聞くことに。
内容はまぁ同じようなもの、しかも日本人は外出中で会うことが出来なかった。 用がないので帰ろうかなぁと思ったらサファリに参加するスウェーデン人に遭遇。 寿司好きの彼女(若くないよ)と話が盛り上がり彼女の人柄や誘いに負けてサファリに参加することになった。 まぁ気が合う人とだと楽しいかもと思っちゃってね(苦笑) ジャイサルメールの人々

彼らはみんな僕の意思ではなく「撮って、撮って」と言われて撮った人たち。


翌朝、集合場所へ行くとそこには昨日のスウェーデン人と2人のドイツ人と僕のパーティになっていた。
「日本人は?」って聞くと「1人が風邪を引いたので今日は参加しない」との事。 ここで初めて気がついた。僕は騙されたのだ。
恐らく日本人は日本人がいると安心するって事を利用したんだろう。 いまさら何を言っても始まらないので気にせずサファリへ。
ただドイツ人2人も女性で英語でのガールズトークやネイティブ並みの速さが僕には入っていけなくなったけど・・・。 で、肝心のキャメルサファリだけど残念ながら思った通りたいしたことはなかった。
ラクダに乗ったこと、砂漠の中で見た夕日、星空など貴重な体験を出来たこと、参加者はみんないい人だった事には満足してるけど、 ラクダの乗り心地が悪く長時間(計4、5時間)の移動が苦痛だった(踏ん張るため筋肉痛になり尻を擦りむいた)こと、 沙漠には砂丘がほとんどなく(草が結構生えている)たいして大きくないこと、 食事がローカルレストランより質素で美味しくないこと、毛布一枚で寝るので夜寒すぎて凍え死ぬかと思ったことを考えると、
ひじょーーーーーーーーーーに値段が高すぎる!!(値段はツアー会社によってまちまちだけど僕は1500ルピー(約3000円)払った)
食事は1食30ルピーもしないし、寝床は敷き毛布と掛け毛布が各1枚、あと水とバナナとチャイ、ジープでの送迎など全て入れても絶対300ルピーもしないはず。 つまりラクダとガイドと代理店の取り分で1200ルピー(約2400円)以上になる!!
どんだけぼったくってんねん!!
その上、最後には「チップ、チップ」とうるさい。(まぁガイドはそんなに貰ってないんだろうなぁ)
僕はもう一つの教訓を思い出した。 「観光名所だからといって全てを見る必要はない。行かなくて後悔したらまた来ればいい。」って事。
特に今回は金額が高いだけに短期で予算のある旅行ならいいけど、僕みたいな節約長期旅行者は痛い出費だったね。 キャメルサファリ

写真だけ見てると楽しそうに見えるでしょ。(カメラのレンズに付いた傷がだんだん目立つようになってきたなぁ〜)


そして僕のメインである城塞と町歩き、寝不足と筋肉痛のためゆっくり見ることが出来なかったんだけど・・・。
ジャイサルメールは荒野の中に町が作られその高台に城塞が築かれているんだよね。 しかもあまり近代化されてないから古(いにしえ)へタイムスリップした感じ。
城内もたくさん昔ながら建物が残っていて(お土産屋、レストラン、ゲストハウスなどになているけど)すごく雰囲気がいい。 壁の装飾も繊細でとても美しい。
町にもハヴェリといって昔の貴族や豪族の私邸(今も末裔が住んでいる)がそのまま残っていて、これらの壁や窓枠などの装飾も本当に美しいんだよね。
これらの建物は全て沙漠の岩や土から作られていてゴールデンシティと言われているらしい。 色だけでなくその装飾からもその名に相応しい町だね。
もっとゆっくり見たかったなぁ〜〜〜、残念。 町の建物

ちょっとアングル悪いし引きの写真で装飾の美しさが伝わらないね(苦笑)


ジャイサルメールのB級グルメ
初日はローカル食堂、2日目は沙漠でガイドがクッキング。 写真で見ると美味しそうに見えるかも・・・だけどたいしたことないんだよねぇ〜。 でも町中で食べたスナックはそこそこイケたかな。 ジャイサルメールでの食事

写真左からベジターリー50ルピー。ポテトとカリフラワーのカレーとチャパティ(ツアーでの昼食)。 ダルとチャパティ見えてないけど下にライス(これがツアーでの晩飯)。サモサとブレッドパコダ各7ルピー。



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