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世界一周せきらら!?日記〜本編〜

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我慢の大同

鼓楼

町の中心付近に残っていた鼓楼

北京から大同へ。6時間程度の移動だったので硬座移動も楽だった。
ただ今までとは違い途中下車しないといけなかったのでちょっと不安だったけど、駅に着くたびに「大同?大同?」と聞いていたのでちゃんと教えてくれた。
到着後、さっそく次の目的地までの切符を買いに。夏休みだけど無事硬臥のチケットをゲット。とても順調だと思っていたら日にちを間違えてしまった。 お陰で雲崗石窟以外のあまり見どこのない町で3泊することに。
ところがこれが仇となってしまった。
大同は水不足らしく1日一定時間一定量の水しか使えなかった。僕の泊まっている宿が安宿だからかもしれない。 いつ行ってもシャワーから水が出て来ないので結局1度もシャワーを浴びることが出来なかた。 溜め置きしている僅かな(けして綺麗とはいえない)水で顔を洗ったりタオルを浸して体を拭くことぐらいしか出来なかった。 全く英語が通じないしご主人はとてもいい人なので「まぁアフリカ旅行の予行練習だ」と考え我慢することにした。
それはさておき、到着日は夕方だったので宿でゆっくり過し、翌日市内観光にでた。
地図上では城壁があるのに全く見当たらない。跡らしきものも見つけれなかった。見渡す限り田舎町の都会??って感じで普通にレストランやショップが並んでいた。
それにしてもやたら道路工事が多いと思いながら地図を見比べてみてやっと気がついた。 大同は大改造中だった。城壁を取っ払って中国特有のどでかい縦横の道路を造っていた。 この町の城壁は歴史的にもたいしたことがないだろうか・・・。 城壁すらない町は旅行者にとっては何1つ面白身のない町だった。(実際は少しだけ残っていた)
それでも古民家エリアを見つけたのでぶらぶらと歩いてみた。レンガ造りの家々が並び「これぞ、古き良き中国だ」と思っていたらフェンスにぶち当たった。 その先は道路の建設中だった。しかも古民家エリアのど真ん中をぶち抜いていたのでびっくりした。
この国では立ち退き問題問題などないのだろうか?それとも、市民が町リニューアルを望んでいるのだろうか? いずれにしろ1年後には立派な街が出来上がってることだろう。 大同古民家

町の残っていた古民家もなくなて行くのかな??右は古民家をぶち抜いて建設中の道路


仏像横顔
そして翌日、世界遺産である雲崗石窟。バスを乗り継いで2.5元(約35円)と、とてもリーズナブルだ。
ここは岩をくりぬいて造られた彫像が約5万体あるらしい。なかでも最大のものは17mあるらしい。写真撮影が禁止だったので残念ながら皆さんにお見せできない。 なかなかの保存状態で穏やかな表情を浮かべ鎮座している姿はとても見応えがあった。
石窟といえばアフガニスタンのバーミヤン渓谷を思い出す。そこには雲崗石窟をはるかに越える55mと33mの大仏があった(ウィキ調べ)。ついこの間まであったが、なくなった。
残念ながら当時のタリバーン政権によって爆破されてしまった。今でもその爆破シーンの映像が頭に残っている。 お国の事情ってのがあるので何とも言えないが、ただ歴史的建造物が崩れ落ちていく様をみてとても悲しく思った。
ちょと横道にそれてしまったが雲崗石窟もなかなかの見応えだった。それだけにバーミアン渓谷の石窟も見てみたかったが・・・(ちょっとしつこい??)
そして最終日、つまり移動日、夜の乗車まですることがない。
下手に歩いて汗も掻きたくないのでこの町1番と思われるデパートのベンチに座ってこの文章を書いている。 クーラーが効いているしトイレの水もちゃんと出るので手洗い場で顔を洗わせてもらった。 あとWiFiが使えたら最高なんだけどなぁ。 雲崗石窟
雲崗石窟

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