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世界一周せきらら!?日記〜本編〜

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タイムスリップ

スイス人シルビオと

スイス人シルビオと。

大同から列車で約7時間半、平遥に着いた。たいした距離じゃないのに時間がかかると思ったら鈍行だった。 せっかく寝台を取ったのに駅に停まるたびにキーキーと音が五月蝿くてあまり眠れなかた。
朝の到着と疲れから乗り合いタクシー(1人だけど)みたいなので宿まで向かった。 車が城壁を越え中に入ったとたん僕は気分が高揚した。 ここ平遥は明時代の城壁がほぼそのままの形で残っている中国唯一の古城で世界遺産の町だ。 城壁は完全に町を囲んでおり話通り昔ながらの家々が数多く残っていた。まさに古の中国にタイムスリップした感じだった。 直感的に大理や麗江よりもいいと思った。(町の造りは家屋は麗江の方がいいかな)
宿に到着した僕は3日溜まった垢を落とすため早速シャワーを浴びた。そしてすぐ同じように今日到着し同室のスイス人シルビオと仲良くなった。 彼は1年半ほどの中国留学を終え旅行中だとか。 中国に入ってから中国語を勉強している外国人によく会う。特に西洋人。
今後先進国の仲間入りをするだろうことを見越してるだろうか。 正直「僕も中国語を話せたらなぁ〜」とつくづく思う。 でもその前に英語をもっと出来るようにしないとなんだけど。 平遥の城壁

左の写真は城壁の外側。中・右は城壁の内側。


市楼

町の中心に建つ市楼

シャワーを浴びて部屋で寛いでいたけど疲れを感じなかったので古城内をぶらぶらしながら観光名所の共通チケットの確認にチケット売り場へ行った。 チケットは思った通り2日間有効らしい。なので、翌日から本格的な観光をすることにした。
宿へ戻ると疲れが出てきて知らないうちに眠ってしまった。夜9時頃シルビオが部屋に戻って来た音で目覚めた。 もう食事は済んだとのことだったので1人で食事へ。
麗江とは違い古城内にも古城外よりは少し高いが安い食堂が何軒かあった。 小皿で野菜や肉などの肴が食べれる店があったのでそこに入った。 いつものように焼飯、焼きそば、らーめんとは違う酒の肴が食べたかった。 豚肉?の小皿が10元(約140円)。 安くは無いが中国ではだいたい大皿で20元(約280円)から30元(約420円)とかなので十分満足のいく値段だった。 あと5元の野菜の小皿を注文した。
久しぶりに肉らしい肉を食べたので食欲に火がつきビールも2本飲み。その上、〆に結局ラーメンを食べた。 中国に入ってから少々食べすぎだが満足している。東南アジアダイエットの次はインドでダイエット出来るだろうから。
そして翌日、古城観光にでた。ほぼ全ての建物が灰色のレンガ造りで麗江のような華やかさはないけどその分落ち着きや重厚さがあった。 大理や麗江と比べて観光客も少なく騒々しさがなくとてもピースフルだった。
とりあえず城壁に登って一周したみた。なぜだか城壁を一周する人は少なかった。ってかほとんどいなかった。 城壁の上からみる古城内はほぼ全ての建物が昔ながらのレンガ造り瓦屋根で本当にここだけは時間が止まってる様な気がした。 僕は改めて平遥が気に入った。出来ればもっとゆっくりしたいと思った。
平遥古城

城壁上から見た古城内。右は古城内に建つ楼上から。

ここ平遥は大理のようにあまり沈没の話を聞かない。 なぜここが大理のように沈没地にならないのだろうか不思議に思う。 恐らくそれは「草」がないからだろう、と思う。 僕がいままで訪れたバックパッカーの憩の地(沈没地)には必ずといっていいほど「草」があった。 なので僕の思ってる「憩の地」とは少し違うみたいだ。
疲れた僕は夕方に宿に戻り寛いでいるとシルビオが帰ってきた。なので一緒に晩飯へ。 ちょっと(中国的には)高いが串揚げを食べた。肉魚類は2.5元(約35円)から5元(約70円)だけど野菜類は1本1元(約14円)なので野菜を中心に食べた。 本日も満足のいく食事だった。
平遥古城

当時のままの家々が見学できます。夜の平遥も静かで良いですよ。

翌日、チェックアウトを済ませ再び古城内観光へ。 伝統的民間建築が観光客に解放され見ることが出来るのだけどどれも似たり寄ったりの造りなので少々飽きてきた。 なので疲れる前に宿にもどり寛ぐことに。
ちなみにこの宿も建物は当時の造りになっていて雰囲気がありとても寛げる。宿も人もとてもフレンドりーでしかもドミが20元から。 僕の中ではお薦めの場所の1つだ。 宿内

宿内。憩の場があると友達も作りやすい寛げます。


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