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世界一周せきらら!?日記〜本編〜

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充実の北京

天安門
深夜12時の電車に乗って30時間の移動の末、北京へ着いた。
電車で2晩過すことにちょっと不安を抱えていたけど疲れもあったせいか昼寝も出来て快適に過すことが出来た。 気持ちに余裕があった僕はどの宿にするか決めてなかったのでマクドナルドで検討することにした。 ところが、それが仇となり地下鉄で移動する時にラッシュアワーに遭遇してしまった。
長いこと職を離れているので全く考えが及ばなかった。ここは大都会北京なんだ。世間の人々は人ごみにもまれて通勤している。 毎朝汗にまみれて満員電車にのって通勤してた事が少し懐かしく恋しくも思った。
朝の到着にも関わらず十分に睡眠がとれていたので早速次の予定地の切符を買いにいった。 中国ではただでさえ人が多く切符の入手が困難な上、夏休みでもあるので早く切符を買わないと売り切れれになる場合がある。 最悪無座(新幹線で自由席車両に立つ感じ)とゆう手段もあるが大きな荷物を抱えてるしちょっとした移動が10時間とかなので出来れば椅子に座りたい。 無事、座席を確保しそのまま観光に出ることにした。
どこに行くか決めてなかったけど宿から故宮が近かったのでとりあえず故宮へと向かった。 前門から天安門広場へ。
どこからでも自由に入れるのかと思ったら広場は鎖で囲まれていて至る所に公安職員が。 決められた場所から赤外線での荷物チェックを経て入らないといけない。ただの広場なのに・・・。
明清時代には一般市民は広場に入るどころか見る事も出来なかったらしい。 中国にとってはそれだけ重要な場所なんだろう。
天安門広場を渡り天安門向かった。 テレビで何度となく見た毛沢東の肖像、有名人なのでちょっと気分が高揚した。 天安門広場

天安門広場。公安職員がたくさん見張ってます。右の彼は微動だにしません。たぶん・・・

そして故宮へと向かった。
シンメトリーチックな造りでとてもでかい。歩き方の情報によると72万uあるらしい。 太和殿前の広場もとても広く何かの映画見たような気がして何故だか古(いにしえ)の映像が頭をよぎった。なかなか満足な観光だった。
次は故宮の北にある景山公園へ向かった。山の上から故宮の全体像が見たかった。 なかなかの景色だったけれども北京特有のスモッグで青空がないのが残念だった。
その晩、同室のフランス人2人、香港人1人と火鍋を食べた。最近人が集ると火鍋になってるような。それでも1人飯よりは断然楽しいし飯も旨く感じる。 中国に入ってから現地人や異国人と触れ合う機会が多い。これも旅の醍醐味の1つなのでとても嬉しく思う。 中国とはうまがあうのかも知れないと思った。 故宮

広すぎて全てを見るのは困難。景山公園からのみる全体像が良かった。


北京猿人の像
翌日は香港人のハンソンと北京原人の発掘跡へ行った。ここも世界遺産の1つだ。 北京語が話せる彼のお陰でバスの乗り継ぎも苦なくでき簡単に到着できた。
あまり期待していなかったけどただの発掘跡だった。 もう少し猿人の生活の様子が垣間見れるかと思ったが「ここから頭蓋骨が出てきた」とか「ここから動物の骨が出てきた」 という表示があるだけで単なる穴があるだけだった。文字通り発掘跡だった。
博物館は発掘された頭蓋骨や骨などが展示してあった。今は絶滅していない動物の骨などもあった。 人間が今の進化を遂げるのに何十万年とかかってることいにちょっとだけ歴史を感じた。 今のスピードで進化し続ければ十万年後の未来はどうなてるのだろう? スペースコロニーに住みガンダム みたいなモビルスーツを操ってるのだろうか?(個人的にはシャーザクに乗りたいかな) 猿の惑星 のように猿人が人間を支配する世界になってるのだろうか?
ライト兄弟 が始めて有人動力飛行に成功してからまだ100年ちょっとしかたっていない。 正直、十万年とい年月は想像もつかない。 北京猿人発掘跡

猿人の発掘跡。右の写真は再現シーンの模型。


そして翌日、北京での最大の目的である万里の長城へと向かった。
ここはこの旅最も訪れたかった場所の1つである。 本当は明時代の長城がそのまま残されてる場所へ行きたかったが時間とお金がかかるので観光用に修復された最も有名な場所、八達嶺へ行った。
バスを降りるとすぐにその姿を見ることが出来た。 山々に築かれたその姿は壮大で心が躍った。早く歩いてみたいと思った僕は急いで長城へ入った。
しかし、残念なことに噂以上の人の群れだった。入り口から数キロにわたって人で埋め尽くされていた。 写真をとろうと群れの合間を見つけてカメラを構えてもすぐに悪びれる事もなく割りこんで来たり次々と横切っていく。 数百メートルごとにある楼(見張り台?)の中は(日陰になってるので)休憩している人で埋め尽くされている。通れない。 しかも日傘を差してる女性が多く周りを全く気にしないので眼にささりそうで危ない。 長城の上はペットボトルなどのごみだらけ。 さすがにこのときばかりはマックスに中国人がうざいと思った。
人口十数億かかえる大国の人民が多くが教養をみにつけるにはまだまだ時間がかかりそうだ。
それでも果てしなく続くこの長城を見ていると「良くこんな場所にこんものをつくったなぁ」と関心して止まなかった。
お決まりのスモッグで青空がなく遠くを見渡せなかったのが残念だが、 もしセスナかヘリコプターで上空からこの長城を見渡せたら最高だろうと思った。 万里の長城
万里の長城

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