index  ›  diary  ›  episode168

世界一周せきらら!?日記〜本編〜

pref

next


おとぎの国

トゥルッリ
今日はイタリア最終日。 連日の遺跡めぐりと移動に姫もお疲れモードなので今日は別行動することに。
僕はバーリーからローカル電車で1時間ほどのアルベロベッロという町まで行ってきた。 ここにも世界遺産に登録された地域があって出発前から行きたかった場所の一つだったんだよね。
ちなみにこのローカル電車はあまり本数がないので日帰りの場合は帰りの電車をチェックしていたほうがいいよ。
で、この世界遺産に登録されている建物こそがトゥルッリ。
茸のようなとんがり屋根で綺麗な白壁に濃いグレーの平らな石を何層も積み上げられたつくり。 めちゃくちゃかわいいでしょ!!おときの国みたいでしょ!!
今はお土産屋さんやレストランなどに変わってる家も多いけど普通に人々がここでこのトゥルッリで生活をしてるんだよね。 だから市場とかもあって市民の生活を垣間見ることも出来た。
魚屋のおっちゃんがとても愛想よく「写真を撮れ!!」とでかい魚を持ち上げてくれたり果物買ったらちょっとサービスしてくれたり、 なんかイタリア入って市民と触れ合ったの初めてかも。

ところでなんでこんな形の家になったか知ってる?
実は税金対策なんだよね。 当時家の数によって税金が徴収されていたらしく役人が来る時に屋根を取り壊して「ここは家ではない」と言っていたらしい。 このツゥルッリの屋根の石は積み重ねてるだけなので取り外しも簡単!!
すっごい市民の知恵だね。 トゥルッリ トゥルッリ

町自体は小さいので1時間ほどで回れ思ったより早く戻れそうだったけどせっかくなのでトゥルッリのレストランで食事をすることに。
ラビオリ、ソーセージ&ポテト、パンのセットメニューに赤ワインを頂いた。 ソーゼージがとっても美味しく赤ワインとピッタシ!!なかなか満足のいく食事だった。
どうしても炎天下の遺跡めぐりなどは疲れるけどここはコンパクトでのんびりムードで楽しく過すことが出来て良かった。 トゥルッリ

アルベロベッロから戻り姫と合流していよいよギリシャへ向けて出発。
思えば約2年前、韓国から中国へフェリーで渡って以来2回目の国をまたぐ航海。 あの時は自分も旅の初心者で周りに英語を話す人がおらず中国人の集団に少しおびえながら航海だったけど、 今回はかなりラクチン。
出国もパスポートを見せるだけで船にすぐ乗船。
「アドリア海をまたぐ75ユーロの豪華な航海」なーんて思ったりもしたけどを一番安いデッキのチケットだったので当然ベッドはなし。 なんとか船内の椅子を確保出来たけど、「海や星空を見ながら」なんて外で寝るはめになると完全に風邪を引くところだった。
さあ次はギリシャ。どんな旅になるのかな??



pref

next