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世界一周せきらら!?日記〜本編〜

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撃沈のコロンボ

ツインタワーとスリランカ銀行本店

コロンボの象徴、ツインタワーとスリランカ銀行本店

早朝5時の電車に乗ってもう1つの文化遺産ゴールへ向う予定が寝坊。 セットしていたはずの目覚ましが鳴らなかった。
なので予定変更してコロンボへ。
コロンボはスリランカ最大の都市で大きなビルも建ている。 インドのムンバイに比べれば全然小さいと思うんだけど道が綺麗でほとんどゴミがないせいかより都会に見えた。
性に対してもわりとオープンなのか女性はスカートやジーパン姿が多く手を繋いで歩くカップルもたくさんいるし、 博物館やアートギャラリーと隣接した所に大きな公園があるんだけど、そこでもたくさんのカップルが抱き合ってたり。
遊戯具かある公園の東側がファミリーゾーンで、木が建ち並ぶ西側がカップルゾーンと住み分けが出来ていて面白かった。 ちなみに僕の泊まったていた宿にもたくさんのカップルの出入りが・・・。 後で知ったんだけど連れ込み宿だったんだよね(苦笑) コロニアル風の建物

コロンボに残るコロニアル風の建物


ここコロンボでの僕の予定はインド再入国のパーミッションをもらうこと。 なので翌朝からインド大使館(正確にはHigh Commisson)へと向った。
テロ対策のためか1人づつボディチェックを受けなければならずその間炎天下の外で待たされるんだよね。 20人もいないのに30分以上待たされた。 そう、スリランカといえどもここはインド、仕方がない。
ようやく中に入りビザ関係のセクションへ。
リエントリーの旨を伝えると、目的と期間を聞かれたので「ツーリストで2ヶ月の予定です。」と答えると、 「ダメだ!!」と返ってきた。
いきなりのカウンターパンチ!! 全く期待していなかった言葉に一瞬意味がわからず眼が点になったけど、 理由を聞いてみるとリエントリーの登録用紙をもってきて彼が指を指した。
そこには「緊急のときのみ」と書いてあった。
要はどうしてもインドに再入国する必要がある人のみ認められるみたいだ。 そんなの聞いてないよ〜。
わからない人の為にインドビザについて簡単に説明しよう。
2010年の1月からツーリストビザの条件が変更になっていったんインドを出国すると2ヶ月以内の再入国が出来なくなったんだよね。 例えば6ヶ月のダブルビザをもっていて、インドからネパールへ抜け2週間ほどリフレッシュしてインドに再入国ってのが昔は当たり前だったけど、 2ヶ月以上経たないとインドへは入れない。
つまりネパール(その他の国に行ってもいい)で2ヶ月過さないといけない。
スリランカ滞在2週間の僕は当然リエントリーのパーミッションが無ければインドへの再入国は無理、ってわけ。 「どうしよう?」大ピンチ!!
ちなみに日本でインドビザをとる人はその時に再入国申請をしていればOKらしい。詳しくは日本のインド大使館で確認してね。
とりあえず申請用紙をもらっていったん退散。
まぁインドにこだわらず他国に行っちゃえばいいんだけど、インドに戻らなければならない理由があったんだよね。 旅友にちょとした荷物を預けていて、その中にどうしても必要なものがあった。
なので、トランジットを理由に翌日改めて再入国申請を試みた。
実はインドからカザフスタンへのエアチケットを押さえていたのでそれを理由に再度High Commissonへ。 まぁさすがに2ヶ月は無理だろうから2週間で申請してみた。
すると、受付の人がこれなら大丈夫だろうと受理してくれた。 「ふぅ〜、これで一安心」。
そして待つこと1時間半、ようやく受付に呼びされて受け取った答えは・・・「NO」。
「君のチケットは2ヵ月後になってるし、トランジットでは3日間しか与えられない」だって。
このままではダメだと思い、「チケットは変更できるし、デリーでビザを取らないといけないから最低2週間はいるんだ」と訴えてみたけど、 「私ではなく上官がいってるんだ」だとよ。
ピンチにたたされた僕は観光どころではなく残り3日で今後の予定を考えなければならなくなった。
選択肢は3つ
@このまま無視してインドへ飛んでみる
A2ヶ月他国で過ごして再入国(行くならやっぱりタイかなぁ〜)
Bカザフスタンのチケットをキャンセルして取り直す(チケット高かったしキャンセル料も高いんだよね)
こういう窮地の時には決って悪魔がやってくるんだよね。
「インドビザで困ってるんなら助けてあげるよ」その男はそう行って歩みよってきた。 「俺の問題はビザじゃない、2ヶ月ルールだ!!」というと「問題ない。大丈夫だ。俺達は大使館と繋がっている。 ちょっと裏金を渡せばビザはクリアーだ。」
なんともいえないタイミングで悪魔の囁きがやって来たもんだ。
俺は騙される、間違いなく騙されお金を取られるだろう。そんな話には引っかからない。 でも、でももしビザがクリア出来たら・・・・・。
走馬灯のようにいろんな考えが頭をグルグルと巡っていった。 「とりあえず話を聞こう」と男についていった。
するとそこは旅行代理店になっていて普通の外国人旅行者も出入りしていた。 でも偽代理店、ぼったくり代理店なんてインドでは日常茶飯事(一応ここはスリランカだけど)、気は許せない。
男はどこかに電話し、終わると僕にこう次げた。 「大丈夫だ。今日はパスポートとインドビザのコピーをくれ。で、明日10時にもう一度来てくれ」と。
「もしかしたら」という甘い誘惑にかられコピーをその男に渡した。
翌日10時に代理店に向うと彼が出てきて朝一で大使館に行ってきたらしく話はついたという。
「午後の2時に大使館の人間が来るからその時にパスポートと7000ルピー(約5950円)が必要だ」といった。 もしかして俺インドへいけるかも??
たしょう心を弾ませ2時に再び代理店へ。 すると彼が出迎えてくれて奥の部屋へ通された。 そして神妙な顔つきで「Sorry, impossible」と・・・。
僕は彼の言葉が全く理解できなかった、いや理解したくなかった。
「もしかして俺はめられた??」といっても彼に渡したのはパスポートとインドビザのコピー。 そのコピーも写真は黒くなんとか字が読めるくらいの精度の低いコピー。これで何が出来る? もちろんキャッシュカードやクレジットカードは渡していないし、おそらく単なる小遣い稼ぎだったのであろう。
こうして僕はパーミットのないままインドへ突撃入国を試みることなった。 そしてその行く末は次の日記で。 スリランカの人々

写真左からツーリストインフォメーションの女の子。少し日本語が出来てとても親切ですよ。中央・右は休日に子供達と過すスリランカファミリー。


スリランカでのB級グルメ
さすがはコロンボ。お決まりの料理以外にもちょっと選択肢があった。
写真左上から食堂のライス&チキンカリー100ルピー(約85円)。フィッシュカリーとロッティたぶん160ルピー(約136円)。 とうもろこし30ルピー(約26円)。えびせん??20ルピー(約17円)。
下段左からスーパーのチキンサンド95ルピー(約80円)。エッグフライドライス150ルピー(約128円)とスーパーで買ったハム82ルピー(約70円)。 フィッシュBBQ250ルピー(約213円)。チキンケバブ150ルピー(約128円)。
どれもなかなか美味しかったんだけどフィッシュカリーの店のカリーがスパイスの効きかたが僕好みで最高!! 料理



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