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世界一周せきらら!?日記〜本編〜

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聖地で初日の出

ヴィヴェーカーナンダの像

岬の先の岩の上で瞑想したヴィヴェーカーナンダの像

なぜ南インドコヴァーラムビーチで長期滞在していたかと言うと、どこで新しい年を迎えるか?だったんだよね。 で、僕は前からインド最南端コモリン岬で迎えることに決めていた。
でも12月から南インドではシーズンに入り宿が軒並み値上げ!! しかもコモリン岬のあるカニャクマリは倍になるとか観光客や巡礼者がいっぱいで泊まれるなくなるかも・・・ なーんて噂があったので年末年始だけカニャクマリに行くことにしていた。
実は2、3日前にカニャクマリに行くつもいりだったんだけど、ハンピでカメラを盗まれたのでネットで 新しいカメラを買い親に日本から送ってもらってるんだけど色々面倒なことがあり未だ入手できず・・・なんだよね。 なので大晦日に出発して日の出を見て帰るという最短コースを選択。
本当は新しいカメラで日の出を撮りたかったんだけど一応壊れた古いカメラ(盗られたカメラの前のカメラでレンズに傷が入りズームが出来なくなっていた)を引っ張り出し 無理やり直して??ズーム無しでの写真が取れるようにしていた。

当日は夕日も見ようと早めに出発。 前に行った人から2時頃にトリヴァンドラムからカニャクマリ行きのバスが出てると聞いていたのでそれに乗ることに。
ところが2時前には到着していていたのに次のバスは3時だと言われる。 しかしナガルコイル行きのバスがありそこから乗り換えた方が早いと教えてくれてそれに従うことに。
ナガルコイルまで2時間半、そしてそこからカニャクマリまで30分ほど。 遅くとも6時には到着できる時間だ!!と安心していたら・・・。
ナガルコイルからカニャクマリ行きのバスは5分おきに出ていると言っていたのにバスが来ない。 結局30分以上待たされカニャクマリ到着が6時半頃とお粗末な結果に。
たかが夕日、されど夕日。 コモリン岬は東のベンガル湾から太陽が上がり、西のアラビア海に太陽が沈むというインドで唯一太陽が海から上がり海に沈む場所なんだよね。 だからどうしても見たかった。
でも不幸中の幸いか曇りで夕日は見れなかったらしい(笑)幸いではないか・・・。

インド人ファミリーと

ビュッフェ会場で一緒だったインド人ファミリー

そして鬼門の宿探し。
ちょっと予算は高めに設定してるものの、くそ宿に1000ルピー(約2000円)も払う気はしない。 出来れば500ルピー以下で泊まりたい。
するとメインの寺院近くで最初に目に付いた宿にチャレンジすると550ルピー(約1100円)だと。 いきなり予算近くだったので拍子抜けしたけど、今日は重いバッグがなく身軽は僕は「よそも見てから決めるね!!」 なーんていつものように出て行こうとすると「450ルピー(約900円でいい」だって。
正直内容からすると高いんだけど年末価格だし1泊のみなのであっさり決めてしまった。
後は今年最後の食事をどうするかだ。
ぶらぶら町を歩いているとある綺麗なホテルに目が留まり悪戯心から値段チェックに入ってみた。 今空いてるのツインのエアコンルームで2500ルピー(約5000円)ということだ。 なかなか偉そうな価格である。
まぁ部屋はいいとしてそこである看板を見つけたんだよね。
『Happy New Year Buffet』
なにやら演奏やイベント的なことがあってビュッフェ式のディナーがいただけるらしい。 しかもノンベジなので鳥や魚もある。
「これはっ!!」と思い申し込みかけたが値段が1人450ルピー(約900円)。 高くないんだけどペアだと2人で650ルピー(約1300円)なんだよね。 って事で即決せずに再び町に出た。
そう運よく一人旅の女の子がいるはずもないんだけど・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いた!!
向こうから日本人らしき人が歩いてくる!!
思わず声をかけビュッフェの食事を誘ってみると・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、 ぜひ行きましょう!!!だって。俺超ラッキー!!
で、僕のペア相手なんだけど同じく世界一周中のタイキ君25歳。
女の子ではなかったけれども外国人観光客をほとんど見かけない町で偶然日本人の一人旅の人と会えたのは本当ラッキーだった。
ビュッフェ会場ではスイス人カップルとも会い、たくさんのインド人観光客に紛れて4人で楽しませてもらった。
残念ながらイベント自体はあまり面白くなかったので夕食後カウントダウンを待たずに4人で教会へ。
南インドはクリスチャンが多く教会には多くのインド人クリスチャンが集って厳粛な感じで司祭の話を聞いていた。
僕達も静かにその光景を見守っていたんだけど突然海岸から花火が!!
残念ながら知らない間に新年を迎えてしまったようだ。
カップルではない僕達は肩を寄せ合うこともなくキスすることもなくただ「明けましておめでとう」と握手を交わし、 先に教会を後にした。 ビュッフェ会場と教会

左はビュフェ会場(料理は食べることに夢中で写真撮るの忘れました)。インドらしい派手な装飾をした教会と教会に集った人たち


翌朝はここでの目的、初日の出を見るために5時に起きて海岸へ。
薄暗い中本当にたくさんの巡礼者、インド人観光客で溢れかえっていた。 少なくとも1万人以上はいたであろう。
先ほどクリスチャンの話をしたけどここはあくまでもヒンドゥー教の聖地ですのでお間違いなく。
6時頃の日の出と聞いていたので固唾をのんで見守っていたけど6時20分になっても太陽は姿を現さない。 残念ながら雲に覆われているようだ。
正直夜も明けてしまっているし諦めかけたとき「あっっっっ!!」という声が!!
遥か遠くの東の海上の上にかかる雲の向こうから薄っすらとした太陽が!! ズーム無しのカメラには捉えれるかどうか分からないぐらい薄っすらとした太陽が!!
一応の祈願をはたした僕はその後インド人達と(足だけだけど)沐浴をしお祈りをしカニャクマリを後にした。 コモリン岬初日の出

固唾の呑みながら初日の出を待つ人々。中央は写真が小さくて見えないけど初日の出。左は無理やりコントラストを効かせた初日の出写真




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