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世界一周せきらら!?日記〜本編〜

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世界最高峰

EBCに建つ看板
朝目が覚めるとやはりいつも以上に頭が痛い。 トイレに行きたいけど頭を動かすのが恐くて起き上がれなかった。 すぐに高山病の薬、鎮痛剤、酸素(ボンベ)のトリプルアタックを試みたがなかなか痛みが取れなかた。
宿のチベタンのおばちゃんが「高山病にいい」とヤクのバターティなるものをくれた。 単にヤクのバターをお湯で薄めたものだった。 薄めたといっても濃厚で解けたバターを飲んでるようで気分が悪くなりそうだったが、せっかくのご好意なので我慢して飲んだ。 正直、効果があったかどうかはわからない。
もうエベレストなんてどうでいい、と思った。早く下山したい・・・。 なのに西洋人たちはとても元気だ。とくに高山に慣れてる人たちではないのに。
多少痛みも治まったので曇り空のなか展望台へ。 さらに200mほど高度を上がることになる。不安だぁ〜。
展望台からの景色

厚い雲の向こうには雄大なエベレストの山々が・・・

展望台へは来てみたものの予想どおりエベレストどころか山脈の何ひとつ見れなかた。 見渡す限り雲、雲、雲。 正直、ただ1人「早く下山しないかなぁ〜」「寒いよ〜」と心の中で呟いていた。


その時、軌、軌跡が・・・。


奴が姿を現した!!


だけど、残念ながらごく一部。 しかもそれが山のどのあたりかもわからないほどの一部。
なのでその雄姿を写真?絵?でご覧頂きましょう!!
エベレスト山

左は僕が見たエベレスト山の一部。右がパンフレットからの転用。

こうして束の間のエベレスト見学は終わった。
いよいよ下山である。EBCを抜けネパールへのボーダーの町、ダムまで。 一気に高度が約2000mと低くなるので頭痛と寒さから開放される。 その嬉しさから多少気分が晴れた。
帰り道もランクルパワー発揮!! 岩肌に出来た悪路を駆け下り山間に出来た草原を越え時には川を越えなかなかの大自然を堪能しながらのドライブを楽しめた。 残念ながらエベレストの頂上は見れなかったけどこのドライブを楽しめただけでも良しとしよう、と思う。

EBCから一気に下山。自然に囲まれた雄大な景色は見応えあり!!ダムへの道のりは急降下でたくさんの滝が流れてた。


ダム到着後は当然頭痛と寒さから開放され気分爽快!! そしてこのツアーに参加した8人全員で夕食をとった。
久しぶりに美味しい中華とビールを堪能しチベット最後の夜を楽しことが出来た。 ダムでの夕食

いままで食べてきた中華なので詳細は省略。チベットでの料理が散々だっただけに美味しかった!!


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