世界一周せきらら!?日記〜本編〜
不安な始まり
高山病に対して何も準備してなかった僕は先発組みコウヘイ君に鎮痛剤をもらいとりあえず頭痛から解放された。 まぁ1日寝れば順応していくだろうと軽く考えていたんだけど翌朝もひどい頭痛に悩まされた。 新たに鎮痛剤を飲んで不安のなか観光に向かった。
今日はいきなりメインのポタラ宮観光から。 ここはダライラマの宮殿で小高い山の上に立つその雄姿は写真で見たとおりでとても感動した。
幾段もの階段がを上がっていかないといけないので頭痛が再びやってくるのではと不安だったけど何とか無事で一安心。 ただ、いつもの知識不足に加え英語力不足からガイドの訛り英語が理解出来ず内部に関してはちんぷんかんぷん。 まぁ頭痛に悩まされなかただけでも良しとしよう。
昼は初めてチベタン料理のうどんみたいなヌードルとモモと言われるチベット風餃子を頂いた。 あっさり味のヌードルは日本風で美味しかったがモモはまぁ普通の餃子だった。味は悪くなかったけど・・・。
昼食後はセラゴンパへ。ここは1419年に創建されたゲルク派の大寺院で最盛期には5000人もの僧侶が修行に励んでいたらしい。 ちょっと変わってるのが中庭で多くの僧侶が問答修行をしている。 大げさなゼスチャーでやり合っているんだけど笑ってる僧侶も多く、 修行と言うよりは観光客向けのパフォーマンスのようで少し興醒めだった。
不安ながらも無事初日の観光を終え、今後に備えて高山病の薬と酸素ボンベを買って宿へ戻った。
そして2日目、朝起きると残念ながら昨日よりひどい頭痛が。 一応薬を飲むと落ち着くんだけどなかなか高山に順応しない自分にとても不安を感じていた。
今日の観光は山の中腹に建つデプンゴンパ。こちらもゲルク派の寺院。 正直、建てた僧侶と年代の違い以外にセラゴンパとの違いがわからない。 それより坂道を上がっていくので息切れが・・・。 一応薬で頭痛は治まっているが根本的に酸素不足からちょっと上がるだけで息がきれた。
そして、遅めの昼食のあとジョカンへ。 こちらは7世紀中期に創建された吐藩時代の寺(歩き方参照)でポタラ宮と並んで世界遺産に登録されている。 恐らくポタラに次ぐ観光名所だろうけど同じような内容に見飽きていた僕らは高い入場料も手伝って入場をキャンセルさせてもらった。 恐らくガイド的にはびっくり&がっかりだっただろう。
寺などの入場以外はガイドの同行が必要ないので解散自由行動となった。
ジョカンの周りにはバルコル(八角街)と呼ばれマーケットが広がっていて興味深かったが息切れとちょっと頭痛が再発してきたので宿に戻ることにした。
薬と休憩によって回復した僕はラサ最後の夜なので夕食後夜ポタラの撮影とマーケット流しに出かけた。 しかし残念なことにポタラの撮影中に雨が降り出しあっと言う間に土砂降りに。 結局、マーケットに行くことが出来ずずぶ濡れで宿に戻る羽目に。
高山病の上に風邪を引いちゃ身も蓋も無いのでシャワーで暖をとることに。 こちらも残念なことに温水がでず濡れた体をタオルで拭くだけに。
明日からはラサを出て観光しながらシガチェに向かう。道中、5000m以上の峠を越えるので不安でいっぱいだ。 明後日には5000m級のEBCでテント生活。無事チベットを抜けてネパールへ行けることを願いたい。