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世界一周せきらら!?日記〜本編〜

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童心に帰る

メコン川に沈む夕日

この川をひたすら2、3時間下っていきます

ルアンパバーンからミニバスで5時間、山間の小さな町バンビエンへやって来た。 ここはチュービングでの川下りが有名だ。僕もそれをやるためにやって来たんだけど一抹の不安が・・・。
それは季節的に日本人の観光シーズンではないことだ。 普段は特に日本人を意識しないが今回ばかりは話が違う。 1人でチュービング川下りをしても面白くないからだ。 なので今回は旅人の間で有名なゲストハウスへと向かった。
しかし不安は的中した。シーズンともなると常に10人くらいは日本人がいるらしいのだが見当たらない。 宿の人に確認すると一応2、3人いるそうだが。 しかもとても世話を焼いてくれる日本人が働いてると聞いていたが所要で2ヶ月不在中。 完全に当てが外れた。 他の日本人がすでにチュービングしていればジ・エンドだ。 と言うことでいつものように町歩きを兼ねて快適な宿探しに向かった。
山間にあるソン川沿いの小さな町で2時間もあれば徒歩で見て回れるほどだった。 しかしこんな小さな田舎町にはレストランやバーが立ち並び大勢の欧米人がいた。 どこかで見た光景だった。そうタイのパーイと同じだ。 この山間の小さな田舎町は欧米人達の憩いの場となり物価があがりもはやちょっとした避暑地なのだ。 そのお陰で町中には屋台が少なく例のごとくハンバーガーやピザ、パスタなどのレストランが並んでいた。 ただタイと違ってレストランで飲んでもビールの値段はあまり変わらなかった。
メコン川に沈む夕日

久しぶりのドラフトビール、旨かった!!

町をひとまわりしたけどWiFi付きの安宿が見当たらなかったので宿移動は諦めた。日本人も見かけなかった。 宿に戻ってから台帳を確認してみたが今日来た日本人は僕だけだった。 なので「もし滞在中にチュービングの友がみつかなければ諦めよう」と思った。
すると2階のテラスで寛いでる2人の日本人を発見!!けんじ君とじゅん君。 「よし」と思い話しかけてみるとけんじ君は2週間、じゅん君は5日間と中長期滞在者だった。 残念ながら当然のごとくチュービング済み。けんじ君に至っては5回も行っていた。 「明日新参者が来るのを期待するしかないかな」と思っていたらけんじ君が「明日いきますぅ〜」って嬉しい誘いがあった。 何一つ断る理由は無い。 そしてその晩、遠足前の小学生みたいにウキウキしながら床に就いた。
翌朝目が覚めると外は雨だった。浮かれた僕をあざ笑うかのようにシトシトと昼過ぎまで降った。 すっかり忘れていたが雨季が近づいているのだ。 仕方なく今日は中止。チュービング意外に何も考えていなかったので1日宿でごろごろ過すことになった。 まぁ面倒なHP更新作業が出来たので良しとしよう。
この日、1人の日本人がやってきた。名前はもとし君。インド帰りの彼はなかなかのエピソードの持ち主だった。 デリーに着いた初日にちょっとした強盗に会ったり、物乞いの子供に4時間付きまとわれたり。 特にデリーでは誰1人信用できず「人間不信になった」と。 笑ってはいけないが笑える話が盛りだくさんだった。
ある移動のソンテウで一緒だったスイス人の女の子にインドの印象を聞いたとき彼女は一言「タフ」と言っていた。 僕はその言葉を思い出していた。そうインドの旅は「タフ」なんだ。まだ先の話なので実感が出てこないがかなり気力と体力がいりそうだ。
翌日、朝方降った雨を引きずりすっきりしない天気だった。しかし今日しかない。 僕は水着をはいて無料のコーヒーとバナナを食べながら出発を待った。
するとどんどん空が晴れてきて絶好のチュービング日和となった。 そして別の宿に泊まっていたカップルも加わり僕ら6人はチュービングへ向かった。
この川下り、想像以上の楽しさだった。 ターザンのようにロープで川へジャンピングしたり巨大滑り台からぶっ飛んだり子供のようにはしゃぎまくった。
初めはどうなるかと思ったが無事バンビエンでの目的を果たすことができた僕は翌日ビエンチャンへと向かった。 チュービング風景

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