世界一周せきらら!?日記〜本編〜
したたかな子供達
春休みの影響か学生らしき人が目立つ。しかも韓国人と日本人だらけ。 若いのでみんなテンション高め(苦笑)
プリーでの反動からか22時間移動の疲れを忘れて投宿後さっそく町歩き。
前回は水かさがあったのでガート沿いを歩けなかっんだよね。だから今回はゆっくり歩いてみることに。
その前に深夜特急のモケ少年(本名はムケで今は立派な青年)に会いにいってみた。 「おー、久しぶり!!」とさすがはインド人、ちゃんと覚えている。
インドに限らず東南アジアでもそうだったけどちょと話しただけや1度しか行ってない店でもけっこう覚えてくれてるんだよね。 彼らの記憶力にはいつも驚かされる。
特にすることがないので軽く挨拶をしてガート歩き。
ガンガーを南に向いて右側、ガート側が浄で左側が不浄とされている。 なのでこの砂地側(その奥には森林がある)には一般的には人は住まず不可触民しかいないとか。
危険なので行かないほうがいいと言われているがなんとなく行って見たい衝動に駆られたなぁ〜。 今度行ってみよう。
で、ガート沿いを歩いてると前回はあまり気にならなかったんだけどやたら子供達が「チェンジマネー!!」と言ってくるんだよね。 そして10円玉や100円玉、時には500円玉を見せてくるんだよね。
「このお金はインドでは使えないからインドルピーと交換してくれ」って言うんだよね。 わかるかな?このしたたかさ。
ふだん子供達は花や絵はがきなど物売りをして生計を立ててるんだけど正直あんまり売れない、よね。 だから10ルピー頂戴とか言ってきたりもする。 それでもなかなかお金をあげることにはみんな抵抗あるよね。
星の数ほどいる物乞いをいちいち相手にしてられないし、しかもこの子供達は本当の物乞い??じゃないしね。
で、子供達は考えたんだろうね。 「外国のコインがほしい。コインを集めてるんだ!!」って言われたらどうする?
「10ルピー恵んで!!」っていわれたら抵抗あった人も「コイン収集してるだ」って言われたら・・・。
たぶん財布の紐がゆるんじゃう人が増えるんじゃないかな?? で、100円玉を渡しちゃ人がいるんだろうね。 つまり彼らは約40〜50ルピーをゲット!!
でもこのままじゃ使えないから今度は別の日本人を見つけて「100円と50ルピーを交換して、40ルピーでもいいよ」ってお願いするんだよね。
日本人はまた日本に帰ったら使えるしちょっと得するから交換してあげるんだろうね。 すごくない?この仕組み。
50ルピーだとインドでの物価で考えちゃうんだけど100円だと日本での物価で考えるから「100円くらいいっか」ってなっちゃうんだろうね。 まさに通貨トリック!!
こうして彼らは今日も一生懸命生きている。
夜はプジャー(祈りの儀式)を見にいった。
実は去年の12月、ここバラナシのプジャーの最中に爆弾テロがあったんだよね。
たぶん日本では放送されてないので知らない人が多いと思うけど、日本人を含む観光客にも被害者がでた。 そしてインド人の少女が1人亡くなったとか。
ご冥福をお祈りします。